2012年05月31日

映画だけしか頭になかった2 ―寫眞編―

kamamori.JPG
地元高校生ボランティアを中心に、実行スタッフとボランティア

5月19日(土)釜石高校を会場として映画「森聞き」上映会が開催されました。
開場を13時15分、上映開始時刻を14時として、準備が進められました。
5月の目が覚めるような新緑の山々に囲まれ、うららかで穏やかな天候に恵まれ、
完璧と言っても過言でない絶交の日和でした。

お客さんは総勢50名。スタッフと合わせて70名の、とても雰囲気のよい上映会となりました。
スタッフは地元ボランティアをはじめとして、
カリタスジャパン、日本基督教団、聖公会の、草の根での三者協働の働きです。
いつもは出会うことのないボランティア同士、結束して上映会を作っていくこと、
みなさん互いに刺激を受けながら、開放感に溢れた喜びの中で、上映会準備がスタートしました。

スタッフはオレンジ色のかまもりTシャツを着ています。オレンジはスタッフ限定色。
それからパタパタ音のしない100円ショップで購入したこれまた可愛いスリッパ
の提供を受けて、みなさん、ご機嫌。
当日お手伝いいただいたボランティアのみなさん、想い出とともに大切に使ってくださいね。

客層は高校生からじいちゃん、ばあちゃんまで幅広く世代を超えた世代。
釜石新聞記事のタイトルにもありましたが、まさに「世代をつなぐ」上映会となりました。
そういえば収録でお会いしたFM岩手のアナウンサーも
「今日は取材じゃないんですけど、プライベートで来ました!」と
わざわざ挨拶に来てくれていました。もちろん釜石被災者支援センターの利用者のみなさんも、
たくさん来てくれていました。感謝。

会場前日.jpgIMG_0783.JPG
上映会前日の会場風景と「森聞き」にふさわしい会場風景

IMG_0782.JPG
アーティスト青木と「釜石森聞き上映部」の入魂の作。天気に恵まれて看板が素敵に目立っていました。

IMG_0781.JPG
可愛らしい告知係。

IMG_0797.JPG
ボランティアは総勢20名。このメンバーよって支えられ、素敵な上映会となりました。感謝。

わたしの右隣の黒いスーツの女性が製作プロデューサーの大兼久さん。
この夜、大兼久さんは「森聞き」柴田監督の奥さんであることが判明。
スタッフ一同、びっくり。別姓なので、気づかなかった…。
柴田監督の初監督作品「ひめゆり」は、キネマ旬報の文化映画第一位を獲得し、
ことごとく賞を総なめとして、当時、映画界で一躍話題となっていたけど、
その撮影は大兼久さんの名護にあるご実家を拠点としてロケしていたそうです。
たしかに大兼久って、沖縄っぽい珍しい苗字です。

さて、釜石「森聞き」上映会は、聖公会釜石ベーススタッフとして、
実質、釜石での最後の働きとなりました。
今までご支援くださったみなさん、ありがとうございました。
最後に、あるところに提出した原稿が「森聞き」の映画上映会や、
足湯の活動と繋がるところがあり、釜石森聞き上映部のブログに掲載しています。
よろしければこちらもご覧ください。
http://ameblo.jp/kamamori519/entry-11265211467.html
それでは、さようなら! バイバイ。

日本聖公会 釜石被災者支援センター 向井清子


posted by kamaishibase at 09:04| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画だけしか頭になかった

植草甚一という洒落たおじさんが昔いて、亡くなったのが1979年とのことだから、
わたしが生まれた年には、もういなかったことになる。
そういう人の本を、東京・神保町の古書店街をぶらぶらしながら集めていたけど、
生まれたときには、もうこの世に存在していない人の本を読み耽るのは
当たり前のようで、きちんと考え直すと不思議なことだ。
かつて存在したその人を、本という遺物によって知り、
やがて信頼するようになり、残された世界の記憶の中で出会い、さらに育んでいく。

前置き長くなりましたが、その彼は「映画だけしか頭になかった」という本を出している。
古書店街でぶらぶらすることも、落ち着いて本を読んだり、カフェでお茶したり、
友だちと会ったり、映画やテレビをゆっくりと見ることも今はないけど(苦笑)
―生活そのものが被災地支援なのだ―今回のタイトルはそれを真似して、わたしもつけてみました。
映画会、無事終了しました〜。今回はそのご報告です。

まずは、昨日付の釜石新聞の記事から。
半分以上の紙面を使って結構大きく扱ってくれ、
記事も上映会の趣旨をよく汲み取って書かれていました。
「”森の名人”に共感広がる」というとっても嬉しいタイトル。
復興釜石新聞.JPG

写真は、NPO法人「共存の森ネットワーク」事務局長の吉野さん。
映画の主題となる「森の聞き書き甲子園」というプロジェクトを立ち上げた方で、
上映後のトークショー風景。

共存の森は「森」だけでなく、「海」の名人の聞き書きも行っており、
過去に釜石の漁師も高校生を受け入れ、「聞き書き」を行っている。
トークショウを切り盛りするため、わたしはこの釜石の漁師を訪ねて取材したが、
印象的だったのは、「聞き書き」によって繋がった二人の関係(震災前のことである)は、
震災後もずっと続けられていた、ということだ。
誰も知らないところで、ひっそりと、ささやかに二人の関係は繋がっていた。
直後は高校生の家庭(栃木の農家)から米や野菜が届けられ、
漁師の方でも、今は海産物を送っているとのこと。折に触れては電話で連絡を取っているのだそうだ。

この吉野さんとのトークショウの詳しい内容は書き起こされ、
以下のブログでまとめられて、紹介されている。吉野さんのお話が素晴らしい。
ぜひ読んでみてください。
http://profile.ameba.jp/kamamori519/

それから、カリタスジャパン管理で「釜石森聞きTシャツ」が
一枚1500円で、販売されています。
胸の「森聞き」ロゴの上に「釜石」と書かれているので、釜石好きの人はおすすめです。
素材がよく、デザインが素敵なので、飛ぶように売れています。
こんなに正直、売れると思わなかった…。
当日上映をお手伝いしてくれたボランティアも、ひとり2〜3枚購入していました。
サイズの在庫も少ないので購入希望の方は、お早めにどうぞ。
詳細はこちらから。
http://ameblo.jp/kamamori519/entry-11257456557.html

ブルーアクア.jpgグリーン.jpg

背中のプリント
うしろ.jpg

以下の写真はSサイズ。男性仕様のSサイズなので、ふつう型の女性はSをおすすめします。
Tシャツ表.jpgT−シャツ表.jpg

この売り上げは上映準備にかかった資金に補てんされます。
しかし制作会社からの資金面での強力なバックアップを受けているので、
ほとんどお金はかかっていません。会計面では安心している実行委員長でした。

長くなったので、いったん区切ります。

日本聖公会釜石被災者支援センター 向井清子
posted by kamaishibase at 07:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。